人々を夢の中から死に至らしめる鉄の爪の殺人鬼フレディ・クルーガーの恐怖を描いて大ヒットし、シリーズ化された1984年の同名傑作をマイケル・ベイ製作でリメイクしたスプラッター・ホラー。 フレディ役には新たに「ウォッチメン」のジャッキー・アール・ヘイリー。監督はこれまで多くのミュージック・ビデオを手掛け、本作で劇場長編初メガホンとなるサミュエル・ベイヤー。 エルム街に住む5人の若者、ナンシー、クリス、クエンティン、ジェシー、ディーンは毎晩同じ夢にうなされていた。 その夢には赤と緑のストライプのセーターを着た不気味な男が現われ、焼けただれた顔にフェドーラ帽を被り、指の部分には鉄の爪のような刀になっている園芸用グローブを填めていた。 夢の世界で主導権を握るこの男に一人ひとり脅されながらも、夢から覚めることで何とかその恐怖を逃れる5人だったが、ある日ついに彼らのひとりが無惨な死を遂げる。 夢の中での出来事が現実となってしまったのだ。 不眠に徹するしか生き延びる方法はないと悟った残りの4人は、睡魔と戦いながら、あの男の正体や自分たちが狙われる理由を探り始める。やがて、彼らの親たちが深く関わり長く闇に葬られていた過去と、その焦点であるフレディ・クルーガーという男の存在が浮かび上がるのだが…。