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掲載日 2009-08-04

タイトル 石川遼君、優勝おめでとう。あの涙の意味は何だったのですか?

内容 男子ゴルフツアーのサン・クロレラ・クラシックが北海道小樽市の小樽カントリー倶楽部で行われ、石川遼選手が見事に優勝しました。
ほんとにおめでとうと言わせてもらいましょう。

彼のすごいところは、そのプレーの大胆さと若さを前面に出したチャレンジ精神、さらにどんな時にも礼節をわきまえた真摯な態度ですね。

プロゴルファーとしての努力と鍛錬に裏づけされた秀でた技術力以外に、その人間力が素晴らしいと思います。
17歳だからとか関係なく一人の人間として尊敬に値する人格者ですね。だからこそ周りの環境がいかに大切かを思い知らされます。
小さい頃からのご両親をはじめとする家族の愛情があの人間性を生んだのでしょうね。

しかし、彼がゴルフを通じてその素晴らしさを見せてくれればくれるほど、彼を見守る我々ギャラリーがそれについていけていないことを露呈してしまったのも今回のトーナメントでした。
テレビ中継されていた13番ホール以降のたった6ホールの放送中でさえ、一部のギャラリーの情けない行動が2度も確認できました。
ご存知の通り、同じ組で優勝を争っていたブレンダン・ジョーンズ選手のパッティングが残念ながら外れてしまった時に、なんとギャラリーの中に拍手をする人がいたのです。
解説の方も非常に残念だというコメントを言われていました。残念どころではなく、これは恥ずべき行為なのですよ。
ゴルフというスポーツを知らない・・・というより基本的なマナーが欠如している人がまだまだいることを思い知らされた気がします。
なんであの時、カメラは拍手したギャラリーを画面に映し出さなかったのか・・・と思いましたね。

単なるにわかファンのおかげで、純粋に応援していた多くのギャラリーの方と、プレーに全力で集中しようとしているプレーヤーに対してこれほど失礼な事はないのです。
そんな中で、じっと我慢し、常に観客に紳士な態度を取り続けたブレンダン・ジョーンズ選手の姿は立派でした。
表彰式の際、石川遼選手がブレンダン・ジョーンズ選手のことを敢えてコメントしていたのは、マナーの悪いギャラーへの精一杯の抗議であり、あの涙は優勝の喜びだけではなく、ギャラリーへの悲しい思いと、ブレンダン・ジョーンズ選手への感謝と尊敬とお詫びの気持ちの表れではなかったかと感じました。

来日する選手から、日本人は・・・と、ひとくくりで言われないためにも、PGAの側もこうした一部のマナーの悪いギャラリーをなくす努力をしていく必要があると思います。

過去に開催された中国や韓国でのほとんどのスポーツイベントで、中国や韓国の人達の日本人に対する彼らの態度を見て、何を感じましたか?

世界から来てくれる様々なスポーツの選手たちに同じ思いをさせない為にも、我が国だけでも自国の選手を応援することと他国の選手を侮辱することの違いだけはわきまえておきたいものですね。たとえそれが中国や韓国の選手たちであっても。。。
ひいきの引き倒し・・・にならない為に。

石川遼選手が全米プロにおいて、最終日の最終組で18番ホールに万雷の拍手で迎えられることを期待しています。  by  ゴースト



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