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掲載日 2009-11-24

タイトル FNSドキュメンタリー大賞 「ありがとう!っていっぱい言わせて」

内容 ついつい夜更かしをしてしまいました。見たら辛くなるとわかっていたのに・・・。

フジテレビ系列では9月22日にオンエアーされていた様なのですが、東海地区では今夜の放送だったようです。
FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品の一つ 「ありがとう!っていっぱい言わせて」という、白血病と闘う4歳の女の子山元茉央(まひろ)ちゃんのドキュメンタリー番組です。

番組ホームページ
第18回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『ありがとう!っていっぱい言わせて』


広島赤十字・原爆病院の無菌室で余命3ヶ月と言われた女の子が、父親や同じ病気と闘う幼い男の子やその家族、既に我が子を亡くした夫婦との交流を描いています。そして病院の医師やスタッフの献身的な医療とともに、治療・延命に必要な血液の絶対的な不足を浮き彫りにし、我が国の医療体制にも側面から一石を投じています。

番組内でも言っていますが、厚生労働省によると、毎年必要な血液量は約200万リットルなのだそうな。
これは、献血者数で言うと、約500万人なのですが、2007年の献血者数は約494万人と500万人を切ってしまったそうです。要するに慢性的な血液不足に陥り始めているそうです。
若者の中には“献血”とい言葉すら知らない人が増えてきているそうです。

まだ自分の病状すら知らない幼い子供たちが、自分の病気は治るんだと信じて明るく笑って苦しい治療を受けている姿は、見ているだけでも辛くなります。

番組に登場した同じ病気と闘う少年の兄の「弟の為ならなんでもする」と言う言葉は、わずか10歳そこその少年が弟の病気や余命を知った上で言える言葉ではないと思いましたね。
彼は毎日弟の病室に寝泊りし、弟の為に賢明に・・・しかし自然な形で世話をし、見守っているのです。

彼らを支えているのは毎日一般の人達が献血してくれた血液しかないのです。一週間に2~3度は輸血しない限り、生き延びる事はできないのです。
365日血液を切らさないよう賢明に献血を呼びかけている人達や、その貴重な血液をなんとかやり繰りしながら病院に送り届けている血液センターの人達の努力にも支えられて、終わりの近い貴重な命の時間を必死に生きている子供たちが数多くいるのですね。

番組の中で紹介された子供たちは今でも頑張って明るく笑顔で生きている子もいます。

そして、このドキュメンタリーの主人公の女の子山元茉央ちゃんは・・・

今年4月に5歳の誕生日を迎えていました。お父さんや見守ってくれた人達と最初で最後になったさくらのお花見もしていました。

楽しかったスキーや水族館や病院で過ごした友達や優しいお父さんと過ごした楽しい思い出を一杯抱いたまま・・・
「今年の7月に天国へ旅立ちました」のテロップで番組は終わっていました。

お父さんの「娘にありがとう・・って言いたいです」のコメントとともに。。

救えない命もあるのは承知していても、なんか切なくなりますよね。96歳で老衰で亡くなって、多くの人達に涙で惜しまれて“送る会”が行われた有名俳優さんのニュースを度々ワイドショーで見ました。
同じ一つしかない命です。が、どことなく納得できないような気分になってしまいます。
別にどっちがどうの・・・と言うわけではないのですが。

ただ、物心ついたときから病院の生活しか知らない子供たちが、そのまま病院で数年の生涯を終えなければいけないことに、やり場の無い悔しさがこみ上げる気がします。
関係の無い小生でさえそう思うのですから、親御さんにしたら、いかばかりか・・・です。出来ることなら、小生の寿命の10年でも差し上げたいくらい・・・です。
せめて、献血くらいはしないといけないな。などと、考えさせられた夜でした。

予算削減ばかりの事業仕分けもいいですが、こういう問題の解決にもしっかりとした政策を実施して欲しいものですね。
もちろん医療だけではないですよ、経済・外交も含めて、本当のリーダーシップを発揮できる政治家さんが現れて欲しいものです。

しかし、フジテレビも今回の東海テレビもなんでこんな夜中に放送するんかいな?こういう番組こそ、ゴールデンタイムに放送すべきなのに。

どっかが間違っていませんかねー。。。   by  ゴースト





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