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掲載日 2009-11-30

タイトル NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」 が始まりました。

内容 先週で今年の大河ドラマ「天地人」も終わり、今週からは変則的なドラマ「坂の上の雲」が始まりました。
司馬遼太郎ファンにとっては久しぶりに楽しみなドラマになるかも知れませんね。

明治維新後の荒廃した国土を建て直した多くの政治家と軍人、国家としての体を充分に成しきれていなかった時代に誕生した国民達がどういう生き方をしたかを知ることが出来ると思います。

白人至上主義の当時の国際社会の中で、アジアの国々が置かれていた植民地と言う奴隷的な扱いから日本を守り抜く為に彼らが何をしてきたのかを知ることも今の日本人にとって必要なことかもしれませんね。農業とわずかの生糸生産しか持たない弱小国家日本が西洋の列強に対して“国家”として認知させるには富国強兵しかなかったのでしょう。

そんな時代の中で四国・愛媛県松山市に生まれた3人の人物を描いたのが「坂の上の雲」なのです。
日露戦争での日本海海戦においてあの東郷平八郎のもと作戦参謀として勝利に導いた秋山真之、秋山真之の兄であり日露戦争の際ロシアコサック騎兵に勝利した“日本騎兵の父”秋山好古、そして俳人として日本の俳句や文学を確立し若くして結核に倒れた正岡子規の3人です。

ドラマでは秋山真之を本木雅弘さん、秋山好古を阿部 寛さん、正岡子規を香川照之さんが演じています。
他にも渡 哲也さん、西田敏行さん、高橋英樹さん、石坂浩二さん、加藤 剛さん、松たか子さん、菅野美穂さんなどここに書き切れないほどの豪華演技派俳優陣が出演します。時代劇とは一味違った明治の人々の気骨を感じさせるドラマになることを期待したいですね。

番組ホームページ
NHK 松山放送局|スペシャルドラマ 坂の上の雲

ただし、どういう訳かこのドラマは3部作になっていて、今年に5回放送して、第2部は来年の秋に、、そして更に再来年の秋に第3部と、足掛け3年に及ぶのだそうです。
見るほうもですが、出演者も大変ですよね。
来年の大河ドラマ福山雅治さんの「龍馬伝」が終わるまで見られないと言うことでしょうかね。「坂の上の雲」はそれだけ大作ということですね。
なんといっても第2部には実物大の戦艦三笠を、石川県加賀市の時代劇テーマパーク「加賀百万石時代村」(休園中)の敷地内に作ってしまったんですからねー。

あの時代に日本の国家をゼロから作り上げ、第2次世界大戦に敗北するまでの栄光と挫折の歴史を語る物語の始まりとして、見てみようかと思っています。
富国強兵の世の中にあって文学の世界でも今に至るまで語り継がれる天才が生まれたのもこのころなのです。
夏目漱石然り、そして今回の主人公の一人正岡子規もそうでした。
「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
くらいは誰でも知ってますもんね。

戦争がいいとか悪いとかではなく、いつの時代も国家・国民を西洋の侵略から守ろうとしたところから始まったのがこの頃の我が国の戦争の歴史だったと思います。
太平洋戦争に至るまでアジアのほとんどの国々が西洋諸国の植民地と化していた時、日本がアジアの開放・独立運動の先兵として、唯一、西洋の列強国に対し戦いを挑んだものと理解している小生です。(いろんな解釈があるのも承知の上ですが)

海外で日本の戦前のことをいろいろ言うのは彼らの自由ですし、彼らの国の歴史解釈ですからそれでいいと思います。
したがって日本人には日本人の解釈の歴史があり、一部の国に遠慮してゆがんだ歴史を子供たちに伝えることだけはしてはならないと思います。明治維新から第2次大戦の敗北と理不尽な戦後処理(憲法・東京裁判など)までを正しい歴史として理解し、子々孫々まで伝えていくべきだと思います。日本が赤く染まらないように・・・。
ていうか、アジア国の中にも今でも日本に感謝している国は少なくないのです。

今の日本人に必要なものをこの「坂の上の雲」が教えてくれることを、ひそかに期待したいのですが・・・。

まさか、NHKってドラマの世界まで変な思想に浸っていないでしょうね?
それだけはやめてくださいよ。
とにかく原作に忠実なことを祈りましょうかね。。  by  ゴースト



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