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掲載日 2011-02-21

タイトル 思い出に残る出来事<現場のおばちゃん編>

内容 あれは私が何歳ぐらいの出来事だっただろうか?
全く記憶に無いが、かなり前の出来事である事は間違いない!
(きっと、15年~20年近く前の出来事のように記憶している)

その当時
まだ痩せていて若々しかった私は業務の関係で、ちょくちょく製品の組立現場に足をはこんでいた。

当時、私の受け持っていた業務というのは
製品の「取扱説明書」や「施工説明書」の作成。
製品を入れる「梱包箱の設定」や梱包方法を記した「梱包仕様書」
製品の概略仕様を記した「製品仕様書」の作成などが主業務であった。

梱包箱を設定する際には、当然製品サンプルが必要となるから、おのずと組立現場に足を運ぶ回数も増えてくる。
現場に行くと、製品を組み立てている人は圧倒的におばちゃん連中が多かった。
若い女の子もいたが、仕切っているのは当然のようにおばちゃん達でした。
人に対して好き嫌いの激しいおばちゃん達と仲良くなるという事は、スムーズな業務の遂行に繋がるため、 休み時間にはお菓子を持って行ったり、用が無くても一声かけたりと、なかなか大変だった事を記憶している。

そんな努力の甲斐あって、数多くのおばちゃん達と仲良くなる事が出来た。
素直に嬉しかった。
時には、自分の娘さんの写真まで持ってきて
「この娘、今 彼氏いないからどうやね~」と言われた事まであった。
(さすがに行く末を目の当たりにしたようで、丁重に断った記憶がある・・・。)

さて、本題の「思い出に残る出来事」だが、
これは仲良くなった、あるおばちゃんに起こった出来事である。

昼食を済ませ、私はいつものように現場に向かった。
その現場には、いつものおばちゃんメンバー5人ぐらいが大声で笑っていた。

私:「そんな大声で、何かおもしろい事でもあったの?」

おばちゃんA:
「お~浅野さん。いい所に来たわ! 大木さん(仮名)って、バカなんやよ~。」
「ね~ね~、大木さん。 さっきの話、浅野さんにも教えたりゃ~。」

おばちゃん多数:
「ギャ~ッハッハ~! そうやそうや。 浅野さんにも教えたりゃ~~~。」

私:「何何~? 俺にも教えてよ~」

大木さんは、照れた顔をしながら日曜日にあった出来事を話してくれた。
その出来事は、NTTの電話番号案内のおね~ちゃんとのやり取りの中で起こったそうだ。

大木さん:
知人宅の電話番号を調べるため、104へ電話
「岐阜市○○に住んでいる、山田花子(仮名)さんの電話番号を教えて欲しいのですが・・・。」

案内のおね~ちゃん:
「岐阜市○○にお住まいのヤマダハナコ様ですね。」
「少々お待ちください・・・・」

大木さん:
「・・・・・。」

案内のおね~ちゃん:
「お客様・・・
 岐阜市○○にお住まいのヤマダハナコ様ですが、
 該当する方が2名おみえになりますが、
 どのようなかんじでしょうか?

大木さん:
「ちょっとポッチャリしてて~髪の毛は長めで~・・・。」

案内のおね~ちゃん:
「・・・・・。
 そうではなくってですね。
 どのようなかんじ(漢字)かと・・・。」

大木さん:
「?・・・。」

その直後、自分の勘違いに気づいた大木さんは
あまりの恥ずかしさと、突然の出来事に
いきなり電話を切ってしまったそうです。

んなバカな・・・。
でも、ノンフィクションらしい。




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