新潮社主催の“女による女のためのR-18文学賞”応募作の映画化シリーズ第2弾。 弱冠16歳で書き上げ、みごと第11回の最終候補となった雛倉さりえの同名短編を、「1999年の夏休み」「DEATH NOTE デスノート」の金子修介監督で映画化。 男とのセックスに満たされず、女同士で求め合う思春期の少女の危険な愛の彷徨を繊細かつ透明感あふれるエロティシズムで綴る。 ともにこれが映画初主演となる大谷澪と花井瑠美が愛と性に揺れる思春期の少女を体当たりで熱演。 クラスメイトたちに馴染めず、孤立を深める女子高生の宮下夕紀。 ある日、水族館でクラゲの水槽を眺めていた彼女は同級生の篠原叶子に声をかけられ、いきなり唇を奪われる。 以来、戸惑いながらも叶子に強く心惹かれていく夕紀。 ところが突然、叶子は男子生徒の告白を受け入れ、付き合うようになる。 一方、夕紀の心は激しくかき乱されてしまうのだったが…。