大槻ケンヂが自身のバンド特撮の『戦え! ヌイグルマー』をもとに自ら書き下ろした長編小説『縫製人間ヌイグルマー』を、「片腕マシンガール」「電人ザボーガー」の井口昇監督が中川翔子を主演に迎えて実写映画化した特撮ヒーロー・アクション。 冴えない青春を送る孤独なロリータ娘がひょんなことからピンクのテディベアと合体、正義のヒーロー“ヌイグルマー”となり、地球征服を目論む悪の秘密結社に立ち向かうさまを描く。 共演に、今や日本を代表するアクション女優の呼び声高い武田梨奈。井口作品は「デッド寿司」に続いての登場となる。 本作ではヌイグルマーと悪の一味キルビリーの2役を演じている。 ある時、故郷の惑星を追われた謎の綿状生命体が地球へと飛来。 綿状生命体の最強戦士ドゥーマアはピンクのテディベア“ブースケ”に宿り、持ち主の少女・鮎川響子と巡り会い、彼女を守ると決意する。 ある日、そんな響子の前にロリータファッションに身を包んだ叔母の夢子が現われる。 何をやってもダメダメな夢子は響子にも嫌われ落ち込むが、見かねたブースケから一緒に響子を守るという使命を与えられ励まされる。そんな中、もう一人の戦士デバルザが憑依した黒いテディベア“チャーリー”は、人間世界を呪う男タケシと合体し、人間をゾンビ化して人類滅亡へと導く邪悪な計画を進めていた。 やがて、その魔の手は響子にも迫る。だが、そのとき奇跡が起こり、夢子はブースケと合体してヌイグルマーへと変身、響子を守るために立ち上がるのだった。