「北の国から」の杉田成道が実話を基に原作と脚本を手がけ、北方領土のひとつ、色丹島に暮らすある一家が終戦後に体験した過酷な運命を描いた長編アニメーション。 監督は「アタゴオルは猫の森」の西久保瑞穂。 日本音楽事業者協会(音事協)の創立50周年記念作品として製作された。 声の出演は市村正親、仲間由紀恵、柳原可奈子、ユースケ・サンタマリア、八千草薫、仲代達矢、北島三郎。 1945年。 色丹島に、防衛隊長を務める父・辰夫と猟師の祖父・源三と暮らす10歳と7歳の兄弟、純平と寛太。 2人は、戦時中でも穏やかなこの島で元気に日々を過ごしていた。 しかし終戦を迎えると、ソ連の戦艦が現われ、大勢のソ連兵が島に上陸し、島民の財産は次々と没収されてしまう。 やがて島には兵士の家族も暮らすようになり、兄弟は美しい少女ターニャと知り合う。こうして次第に心を通わせていくのだったが…。