ウォルト・ディズニー製作の名作ミュージカル・ファンタジー「メリー・ポピンズ」の誕生秘話をトム・ハンクスとエマ・トンプソンの主演で映画化した感動ドラマ。 世界的ベストセラー・ファンタジー『メリー・ポピンズ』の映画化に情熱を燃やすウォルト・ディズニーが、頑固な原作者P・L・トラヴァースから許諾を得るまでの悪戦苦闘の道のりを、原作に秘められた彼女の幼少期の物語を織り交ぜ描き出す。 監督は「オールド・ルーキー」「しあわせの隠れ場所」のジョン・リー・ハンコック。 1961年、ロサンジェルス。 ハリウッドを代表する大物映画プロデューサー、ウォルト・ディズニーには、娘との約束でもある20年来の悲願があった。 それは、彼女の愛読書『メリー・ポピンズ』を映画化するというもの。 しかしウォルトの再三の懇願にもかかわらず、いまだ原作者のP・L・トラヴァースから許可を得られずにいた。 そんな中、ようやく映画化についての話し合いが実現することになり、トラヴァースがロンドンからやって来る。 さっそく最大限のもてなしで彼女を迎えようとするウォルトだったが、お堅い英国淑女トラヴァースの心を掴むことに苦心する。 おまけに、アニメもミュージカルも拒否された上、内容にもことごとく難癖をつけられるなど、頑なな彼女にすっかり手を焼き、一向に了解を取り付けられないウォルトだったが…。