お笑いの分野に止まらず、俳優としても活躍を続ける堀部圭亮の記念すべき長編監督デビュー作。 木下半太の同名小説を基に、突然エレベーター内に閉じ込められてしまったワケあり男女4人が、脱出の方策を探りながらも次第に予想もしない事態に発展していくさまをミステリアスかつコミカルに綴る。産気づいた妻からの連絡で自宅に急いでいた小川順は、エレベーターの急停止の際に気を失ってしまう。 順が意識を取り戻した時、エレベーター内には他に、関西弁のヤクザ風男・安井、ジャージ姿の中年男・牧原、ゴスロリファッションの少女・カオルの3人が一緒に閉じ込められていた。 非常ボタンも反応せず、唯一の携帯電話も電池切れで、完全に外部との連絡の手段を絶たれてしまった4人だったが…。