映画化を前提に書き下ろした人気漫画家・桜沢エリカの原作を基に、「ネコナデ」「2番目の彼女」の大森美香監督がメガホンを執ったドラマ。 ちょっとワケありな男女がのんびりと暮らすタイ・チェンマイのゲストハウスを舞台に、母に会うため日本からやって来た女子大生がそこで過ごす6日間の物語を、母と娘の確執と和解を軸に描き出す。 主演は「かもめ食堂」の小林聡美、共演にこれが初の映画出演となるモデルの伽奈。 大学卒業を目前に控えた女子大生さよは、一人タイのチェンマイ国際空港に降り立った。 目的は、4年前に自分と祖母を残して家を出た母・京子に会うこと。 そんな彼女を空港で出迎えたのは、母の仕事を手伝う青年・市尾。母が働く小さなプールのあるゲストハウスには、オーナーの菊子のほか、ビーという名のタイ人少年も暮らしていた。 久々に再会した母は、彼らの中に混じってとても楽しげだった。 母へのわだかまりを胸にはるばるやって来たさよは、その姿を素直に受入れられず、早々に部屋に閉じこもってしまうのだったが…。