人間を凶暴化させる伝染病の密室感染の様相を登場人物が携えるビデオカメラの視点によってリアルに描いたホラー「REC/レック」の続編。 前作ラスト・シーンの直後から始まり、感染の謎を解明するべく問題のアパートへ突入した特命者たちに再び降りかかる伝染病の脅威を、さらに多角的に生々しく捉えていく。 監督は引き続き「機械じかけの小児病棟」のジャウマ・バラゲロと「ガリシアの獣」のパコ・プラサ。 人間を凶暴化させる謎の病原菌の感染で多くの犠牲者を出したアパートは、これ以上の蔓延と惨劇を防ぐため、完全隔離されていた。 やがて、まだ感染者たちが潜むそのアパートの中へ、ある特命を受けた医師とSWATチームが突入し、内部調査を敢行。 それぞれヘルメットにCCDカメラを装着し、感染の元凶があると思しき最上階を目指していく。 しかし、そんな彼らを待ち受けていたものは、暗闇から現われる感染者たちの絶え間ない襲撃と、逃げ場のない未曾有の生き地獄だった。 こうしてSWATの隊員たちが次々に感染者となり、アパート内はまたしても断末魔の叫びが鳴り響く大惨劇の舞台と化してしまう。 それでも僅かに生き残った者たちが感染の窮地をかいくぐり、最上階に辿り着くのだが…。