北海道警察による組織ぐるみの裏金工作疑惑が浮上、その真偽を問うべく現職警官が証言台に立つ“百条委員会”が10月23日、午前10時に開かれることとなった。 その2日前。 札幌市内のアパートで女性の変死体が発見される。被害者は元ミス道警の水村巡査。そして22日、上層部が異様に迅速な対応を取るという態勢の中、元交際相手の道警・津久井巡査が容疑者に挙がり、異例の射殺命令が下されるのだった。 過去にある任務で津久井に協力した第一課の佐伯は、この一連の動きに違和感を覚え、元道警警察官がマスターを務めるバーへ同僚たちを呼び集める。今回の事件と翌日行われる百条委員会の関連性を勘繰る佐伯たち。 するとバーの奥から、津久井本人が姿を現わす。また、彼は百条委員会にも呼ばれていた。佐伯たちは無実を主張する津久井を信じ、秘密裡に捜査を開始するのだが…。