ミステリー作家の夫・信二と共に高原の別荘へとやって来た美輪子。目的は、心臓移植を終えたばかりの夫の療養と執筆のため。 しかし、信二の様子が徐々に変調していく。心配になった美輪子は東京の担当医のもとを訪ねるが、ほどなく事故死した連続殺人事件の容疑者がドナーであることが判明する。 ごくまれにドナーの記憶が転移するとの担当医の説明に、最悪の事態を恐れ、急ぎ別荘へと舞い戻る美輪子だったが…。