長野県伊那路村、村歌舞伎を初めて見た半次は役者の雪夫に誘われ、歌舞伎を始める。 いつしか村の看板俳優となった半次(片岡孝太郎)と雪夫(片岡愛之助)だったが、戦争に召集されてしまう。 戦後、シベリアの強制収容所で雪夫を亡くし傷心の日々を過ごしていた半次は、ある日遠く離れた村で伊那谷だけに伝わる芝居を演じる役者がいることを知る。