「5時から7時までのクレオ」「幸福」「落穂拾い」など長年にわたって多くの名作を世に送り出してきた世界的女性監督アニエス・ヴァルダが、80歳を迎えた自らの人生をその瑞々しい感性とユーモアで振り返る感動のシネマ・エッセイ。 1928年にベルギーに生まれ、フランスに移住後写真家として活躍、54年には映画の世界にも進出し、以後フランスのみならず世界的に名声を獲得していく。 そんな彼女の自分史を、最愛の夫であるジャック・ドゥミとの出会いと別れをはじめ多くの映画人との交流や家族の愛を軸に、その人生を彩ってきたいくつもの美しい浜辺の記憶と共に描き出す。