“ガロ”系漫画家のホープとして70年代に活躍した安部愼一の私小説的原作マンガを「月光の囁き」の水橋研二、劇団“毛皮族”の町田マリー主演で映画化。 恋人・美代子との私生活を題材に創作活動を続ける主人公・安部愼一が、美代子への愛と創作のはざまでもがき苦しむ青春の日々を描き出す。 監督は坪田義史。 70年代初頭。福岡から上京してきた漫画家の安部愼一は、阿佐ヶ谷で同棲中の恋人・美代子をモデルにした短編『美代子阿佐ヶ谷気分』を発表、好評を博す。 しかし常に漫画の題材を私生活に求める愼一にとって、創作への焦りは次第に彼と美代子の私生活を蝕み始めていく。