太宰治の代表作を主演の生田斗真はじめ豪華キャストで完全映画化。 監督は「赤目四十八瀧心中未遂」の鬼才・荒戸源次郎。 自意識が強く繊細ゆえに社会とうまく折り合えず苦悩を深める主人公の心の彷徨を描く。 貴族院議員で津軽の有名な資産家を父に持つ美貌の青年、大庭葉蔵。人間というものが分からず、周囲になじめないと感じていた。 上京して高等学校に入った彼は、6歳年上の堀木という男と知り合う。 彼によって遊びを覚えていく葉蔵。 やがて酒に溺れ、堀木と共に放蕩を繰り返す。 そんな葉蔵だったが、なぜか女には不自由せず、次から次へと遍歴を重ねていくのだが…。