太宰治の同名青春小説を「パビリオン山椒魚」の異才・冨永昌敬が映画化。 主演は「14歳」「フレフレ少女」の染谷将太。共演に仲里依紗、窪塚洋介。 また、看護婦長・竹さん役で人気芥川賞作家の川上未映子が出演し大きな話題に。 敗戦直後、身体の弱い青年・利助は、人里離れた結核療養所“健康道場”に入所する。 そこでは風変わりな治療法が実践され、患者も看護婦もアダ名で呼び合うなど独特の慣習も数多く存在した。 自称“新しい男”の利助もさっそく“ひばり”と名付けられ、この奇妙な日常に馴染んでいく。 そんなある日、結核が完治し退所したつくしと入り替わりで新しい看護婦長の竹さんがやって来る。 そんな年上の竹さんや、つくしを恋しがる陽気な看護婦マア坊との他愛のない日々の出来事をつくし宛の手紙にしたためるひばりだったが…。