これまでにない新しい覚せい剤が原因の死亡事故が相次ぎ、麻薬取締官の聖子は、上司の命令に従いおとり捜査を開始する。 “ジオード”と呼ばれる新種の覚せい剤の密造元がワイナリー経営者の佐伯だという情報をつかんだ彼女は、売人を装って佐伯の隠れ家に潜り込む。 そこで聖子はかつての恋人とうり二つの松枝という男に出会うが、彼は自分はこれまでの記憶をすべて失ってしまったと彼女に告白する。