「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」の監督・主演コンビ、ポール・グリーングラス&マット・デイモンが、イラクの戦場を舞台に描く社会派サスペンス・アクション。 多くの血が流れたイラク戦争において、その大義とされた“大量破壊兵器”を巡る情報そのものへの疑問を抱いた一人の米軍兵士が、アメリカ政府の激しい内部抗争に巻き込まれながら繰り広げる真実追求への孤独な戦いの行方を、極限のテンションと臨場感でスリリングに綴ってゆく。 フセイン政権陥落直後のイラク、バグダッド。 米陸軍のロイ・ミラー准尉と彼の部隊は、大量破壊兵器の発見という極秘任務に就いていた。 しかし、上からの指示に従って捜索を繰り返しても、一向に兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。 次第に、情報源への疑いを強めていくミラー。 しかも、ようやく手にした重要な手がかりは国防総省のパウンドストーンによって握りつぶされてしまう。 国防総省への不信が募るミラーは、同じ疑念を持つCIAのブラウンと手を組み、独自の調査に乗り出すが…。