島根県出身の錦織良成監督が、「白い船」に続いて島根3部作の第2弾として撮り上げた青春ドラマ。 神話が息づく島根県雲南市を舞台に、進路に恋に悩み多き高校3年生たちの、それでも輝かしいかけがえのない日々を、古き良き日本の里山や自然が残る雲南の美しい風景と共に綴る。 島根県雲南市。 高校3年生の鉄郎の1日は、父の工場で作られる新鮮な牛乳を入院中の母に届けることから始まる。 そんな彼の目下の悩みは、卒業後の進路のこと。 そしてもう一つが、幼なじみの同級生、多賀子との関係。 仲間たちからもはやし立てられている2人だったが、お互いにどうしても最後の一歩が踏み出せずにいた。 そんな中、鉄郎と多賀子は仲間たちと一緒に過ごせる最後の夏休みを迎えるが…。