岩原裕二の人気コミック『いばらの王』を、「FREEDOM」の片山一良監督で映画化したSFサバイバル・サスペンス。 猛威を振るう謎のウイルスから人類を守るため、治療法を求めてコールドスリープとなるべく選ばれた人々が、未来で直面する予測不能の事態を描く。 感染すると石化し、100%の確率で死に至る奇病“メデゥーサ”によって滅亡の淵に立たされた人類。 残された希望を未来に託し、一部の人々をコールドスリープで治療法の確立した未来へ送る政策が採られることに。資格者に選ばれた少女カスミは、古城の地下に建設された施設で他の資格者たちと一緒に深い眠りにつく。 やがて、目覚めた資格者たち。 だがそこは、巨大なイバラと謎の怪物が跋扈する、不気味な廃墟と化していた。