1972年10月、南米ウルグアイのラグビー・チームがチャーターした乗客乗員45名を乗せた航空機が豪雪のアンデス山脈に墜落する。 捜索は難航し、10 日後には打ち切りが決定する。しかし72日間の過酷なサバイバルの末、16人が奇跡的に生還を果たした。ところが、生存者たちの口から、亡くなった仲間の人肉を唯一の食糧に生き延びた事実が明らかにされると、世界中に大きな衝撃が拡がり、彼らは好奇と同情が入り交じる複雑な反応で迎えられることに。 のちに “アンデスの聖餐”と呼ばれ、93年のハリウッド映画「生きてこそ」でも知られるこの奇跡の生還劇を、生還者たちの貴重な証言と再現映像で明らかにしていく感動のヒューマン・ドキュメンタリー。