「いぬ」「サムライ」などで知られるフィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルの伝説的処女作にして、「恐るべき子供たち」と並びヌーヴェル・ヴァーグに多大な影響を与えたと言われる1947年作品。 原作はヴェルコールによるフランス・レジスタンス文学を代表する傑作。 ナチス・ドイツ占領下の1941年のフランスを舞台に、突然自宅に同居することになったドイツ人青年将校に対し、フランス人の老人とその若い姪がひたすら沈黙で抵抗する姿を、ストイックな演出で描き出す。 2010年2月、本邦初となる劇場公開が実現。