完璧に仕事をこなせばこなすほど、賞賛どころかその存在は誰にも意識されなくなり、そして、ただ一度でもミスをすれば途端に容赦のない罵声と非難を浴びてしまう。 時には、命の危険さえも抱きかねない激しいプレッシャーと対峙する男たち、それがサッカーのレフェリーだ。 本作は、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)の全面協力の下、2008年のヨーロッパ選手権に挑む世界トップクラスのレフェリーたちに密着、その知られざる過酷な仕事ぶりを明らかにしていくとともに、この仕事に懸ける彼らの熱き想いをカメラに収めていく異色ドキュメンタリー。