香港の鬼才ジョニー・トー監督が、フランスの国民的歌手でもある「列車に乗った男」のジョニー・アリディを主演に迎えて贈る香港・フランス合作のノワール・アクション。 娘家族を殺されたフランス人男性が、異国の地で3人の殺し屋を雇い、過酷な復讐に乗り出す姿を、激しいガン・アクションと次第に芽生えていく男たちの友情とともにスタイリッシュに描き出していく。 共演に「サガン -悲しみよ こんにちは-」のシルヴィー・テステューと「エグザイル/絆」のアンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー、サイモン・ヤム。 初老のフランス人男性、コステロの愛娘アイリーンは、中国人男性と結婚し、マカオの高級住宅地に暮らしていた。 ある日、その家が何者かに襲われ、夫と2人の子どもが惨殺され、アイリーンも重態に陥る。 パリから駆けつけたコステロは、娘から犯人の特徴を聞き出すと、必ず復讐すると娘に誓う。しかし異国で右も左も分からないコステロ。 そんな時、偶然にもホテルで3人組の殺し屋と出会い、彼らに復讐の助っ人を依頼することに。依頼を引き受けた3人組は、鋭い分析と多彩な人脈を武器に着実に犯人へと迫っていく。そんな中、コステロは3人にある秘密を打ち明ける。 かつて頭に受けた銃弾がもとで記憶障害に苦しんでおり、この復讐さえもいつ忘れてしまうか恐れているというのだった。