人気ミステリー作家・米澤穂信の『インシテミル』を「リング」の中田秀夫監督の下、藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみはじめ豪華キャストの共演で映画化した心理サスペンス。 時給11万2千円という高額の報酬を目当てに、謎の心理学実験に参加した10人の男女が、想像を遥かに超える過酷な心理ゲームの中で、疑心暗鬼による恐怖のスパイラルを加速させ、パニックに陥っていくさまをスリリングに描く。 フリーターの青年・結城をはじめ、ワケあって大金を必要としている10人の男女。彼らは、時給11万2千円もの高額バイトに参加するため、謎の施設“暗鬼館”にやって来る。 彼らが参加する“7日にわたる心理学の実験”とは、24時間完全監視の下で生活し、“事件”が起きたら全員で推理し解決するというもの。 その際、犯人は多数決で決定される。 一見、極めてシンプルな実験に思われたが、そこには“犯人”や犯人を名指しした“探偵”への特別ボーナスなど、事件を誘発するいくつものルールや仕掛けが用意されていた。それでも、全員でおとなしくしていれば、それだけで大金が手にはいるはずだった。 ところが2日目、いきなり参加者のひとりが死体となって発見されてしまい…。