これまでにも何度もドラマ化されてきた筒井康隆の人気SFを「シルク」の芦名星主演で初の映画化。 未知能力を持つゆえに人目を忍んで生きてきたヒロインが、同じように特殊な能力を持つ者たちと出会い、彼らを抹殺しようとする謎の組織に立ち向かっていく姿を描く。 共演は佐藤江梨子、田中圭、平泉成、吉田栄作。監督は「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」「東京少女」の小中和哉。 他人の心が読めてしまうテレパスの火田七瀬にとって、その能力はうれしいものではなかった。かつて列車で出会った予知能力者の了は、互いに惹かれ合いながらも、七瀬に心を読まれるのを恐れて決して逢おうとしてくれない。 そんな七瀬は、同じくテレパスの少年ノリオとテレキネシス(念動力)の黒人青年ヘンリーと北海道の湖畔の家に暮らしていた。 ある時、彼らの命を狙う謎の組織の存在が明らかとなる。やがて、親友の瑠璃を殺された七瀬は、彼らに立ち向かうことを決意する。 一方、ある事件を執拗に追い続ける初老の刑事・山木も、次第に七瀬へと迫っていくが…。