1980年代後半。 美しい自然の残る沖縄・与那国島に暮らす82歳の老漁師、糸数繁は、サバニと呼ばれる小舟で海流の激しい海に繰り出し、200キロものカジキを追っていた。 不漁に苦しみながらも、島の人々や妻の支えもあり、カジキの1本釣りに自らの誇りを懸けて挑む。