ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが1973年に手掛けた「ザ・クレイジーズ」をリメイクした戦慄のパニック・ホラー。 郊外ののどかな町を舞台に、謎のウイルスによって突如引き起こされた恐るべき惨劇の数々と、感染を封じ込めようと軍隊が強引な作戦を断行する中で繰り広げられる主人公たちの決死の脱出劇を描く。 出演は「ヒットマン」のティモシー・オリファント、「サイレントヒル」のラダ・ミッチェル。 監督は「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のブレック・アイズナー。 米アイオワ州郊外の小さな町オグデンマーシュ。 保安官のデヴィッドはパトロール中、銃を持った男に遭遇、制止を聞かなかったため射殺する。その男は酒乱気味だったが、アルコール検査は陰性だった。 一方、医療センターではデヴィッドの妻で女医のジュディが、ある一家の要望で様子が変だというその父親を診察する。 異常は見られなかったが、その夜、彼は妻子を家もろとも焼き殺してしまうのだった。そして翌日、デヴィッドたちは通報を受けて川を探索。すると川底には、1週間前に墜落した大型飛行機が沈んでいた。 積荷から町の飲料水として使われているこの川に毒素が流出したものと推測したデヴィッドは、ただちに給水を遮断。しかし時すでに遅く、人々が次々と凶暴化していく。そんな中、いつの間にか町に現われた軍の兵士たち。彼らは有無を言わさず住民たちを拘束し始めるのだったが…。