「地上5センチの恋心」のエリック・=エマニュエル・シュミット監督が、自身のベストセラー小説を映画化した感動ドラマ。 白血病のために死を目前にした少年が、残されたわずかな日々を懸命に生き、自らの人生を全うする姿を切なくも心温まるタッチで綴る。 出演は少年役に新人のアミール、共演にミシェル・ラロック、マックス・フォン・シドー。 白血病を患い小児病棟に入院する10歳の少年、オスカー。 周りの大人たちが余命を悟られないようにと怖々接する中、偶然出会ったデリバリーピザの女主人ローズが見せた遠慮ない態度は、かえってオスカーの心を掴んだ。 そんなある日、オスカーはついに自分が余命わずかであることを知ってしまう。 誰とも口を利いてくれないオスカーに困り果てた病院長は、彼が唯一心を開いていたローズに話し相手になってほしいと懇願する。 戸惑いつつも依頼を引き受けたローズは、短い余命に落ち込むオスカーを励まそうと、ある提案をする。 それは、1日を10年と考えて日々を過ごし、その 10年間の人生を毎日神様宛の手紙にしたためるというものだった。