訓練士の青年と一匹の盲導犬との成長と絆を描いた感動ドラマ。 一筋縄ではいかない訓練犬との奮闘記と、彼らに関わる人々との触れ合いを通して大切なことをひとつずつ学び見出していく主人公の姿を綴る。 主演は「手のひらの幸せ」「ランディーズ」の浅利陽介。 監督はTV畑のベテラン演出家でこれが劇場映画初メガホンとなる下村優。 知人の死をきっかけに盲導犬訓練士学校へ入学し、2年間の研修ののち晴れて准盲導犬訓練士となった青年、小山内剛。 そして、彼が初めて担当を受け持つ訓練犬のチエは、生後2ヶ月でパピーウォーカーと呼ばれる育ての親・長谷川家に預けられ、10ヶ月間暮らしてきた。 そんな愛情いっぱいに育ててくれた長谷川家を忘れられないチエと通じ合えず、困り果てる剛。やがて、パートナーシップを築くには、純粋に相手を好きになること、心を通わせることが何より大切だと知るのだった。 そんなある日、ライブ中の事故で失明したロックシンガーの真琴が訓練センターを訪れる。 盲導犬を希望するも固く閉ざした彼女の心を解きながら一緒に訓練に励む剛とチエ。こうして、盲導犬資格試験に合格したチエは剛のもとを離れ、真琴のパートナーとして新生活を始めることとなるが…。