欧米で評判を呼んだクリス・クリーヴの処女小説『息子を奪ったあなたへ』を「ブロークバック・マウンテン」のミシェル・ウィリアムズと「ムーラン・ルージュ」のユアン・マクレガーの共演で映画化したドラマ。 不倫相手との情事中に夫と息子を自爆テロの巻き添えで失ったヒロインの苦悩と、事件の裏に潜む驚愕の真相を描く。監督は「ブリジット・ジョーンズの日記」のシャロン・マグアイア。 ロンドン、イーストエンド。警察の爆弾処理班の夫と4歳の息子とともに平穏な日々を送る若い母親。しかし、過酷な仕事で常に緊張状態を強いられている夫は妻を顧みず、夫婦関係は冷え切っていた。 彼女にとっては、息子だけが人生の全てだった。 そんなある日、アーセナルの応援に向かった夫と息子を見送った彼女は、スタジアムに向かう新聞記者ジャスパーと偶然の再会を果たす。彼は一夜の過ちと思っていた情事の相手だった。 ところが、またしても情事を楽しんでしまう。しかし、そのさなかにスタジアムで大規模な自爆テロが発生し、夫と息子も犠牲になってしまう。彼女は絶望と罪悪感から心を閉ざしてしまう。一方のジャスパーは、自分が死んでいたかもしれない事件の真相究明に乗り出すが…。