「彼女を見ればわかること」のロドリゴ・ガルシア監督が、さまざまな形の母と娘の関係を通して愛憎と絆が織りなす哀しみと感動の物語を描くヒューマン・ドラマ。 若さゆえに生まれたばかりの我が子を手放さなければならなかった母とその娘が、37年の時を経て、それぞれに人生の転機を迎えたことをきっかけに互いに引き寄せられ、やがて思いも寄らぬ運命へと導かれていくさまを巧みな脚本と実力派俳優陣の熱演で綴る。 出演は「マルホランド・ドライブ」のナオミ・ワッツ、「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニング、「Ray/レイ」のケリー・ワシントン、「パルプ・フィクション」のサミュエル・L・ジャクソン。 カレンは14歳で妊娠してしまい、母親によって強制的に赤ちゃんを養子に出されてしまう。 それから37年、今ではその母親を介護しながらも、我が子を奪われたことへのわだかまりを捨てきれず、37歳になった実の娘に想いを馳せる日々。 一方、生まれてすぐに養子に出され、母の愛情を知らずに育ったエリザベスは、弁護士として成功はしたものの、他人に心を許すことができず、男に対しても肉体の関係以上に深入りすることはなく、このまま孤独に年を取っていくと考えていた。 ところがある日、会社のボス、ポールとの情事で予定外の妊娠をしてしまう。戸惑いとともに、初めて実母の存在を意識し始めるエリザベスだったが…。