ニューヨーク市警の若手警官が、自らの少年時代の苦い過去と警察内部の腐敗の中で追い詰められていく姿を描いたサスペンス・ドラマ。 主演は「ステップ・アップ」のチャニング・テイタム、共演に「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」のトレイシー・モーガン。また、アル・パチーノ、レイ・リオッタらベテラン俳優陣が脇を固める。 監督はこれが長編3作目のディート・モンティエル。 2002年のニューヨーク。殉職した父親と同じくニューヨーク市警の警官となったジョナサン・ホワイトは、妻と持病を抱える幼い娘との3人暮らし。 最近、車で2時間もかかるクィーンズ警察署に転属となった。そこは、失業者も多く、とくに治安の悪い地域。そして、ジョナサンが少年時代を過ごした場所。当時、彼はそこで2つの殺人事件に関わってしまうが、父親の相棒だったスタンフォード刑事によって事件は闇へと葬られた。 その時の記憶がトラウマとしてジョナサンを苦しめる中、何者かの脅迫状によって、誰も知らないはずの2つの事件が蒸し返されようとしていた。 警察のスキャンダルに神経をとがらせる上司に命じられ、脅迫状の犯人捜しと新聞記事のもみ消しに躍起になるジョナサンだったが…。