マーティン・ブースの『暗闇の蝶』(旧題『影なき紳士』)をジョージ・クルーニー主演で映画化したクライム・サスペンス。 裏社会からの引退を決意した男が、イタリアの田舎町に身を隠し、最後の仕事にとりかかる姿をストイックなタッチで描き出す。 監督は「コントロール」のアントン・コルベイン。 スウェーデンで女といるところを何者かに襲われ間一髪のところで危機を脱したジャック。 闇の仕事を生業とする彼は、イタリアの小さな町カステル・デル・モンテに身を隠すことに。 休暇にやって来たアメリカ人のカメラマンとして、神父をはじめ町の人々とも触れ合いながら静かな生活を送っていく。 そんなある日、組織を介してマチルダと名乗る若い女から減音器付き狙撃ライフル制作の依頼を受ける。 この仕事を最後に足を洗おうと考えるジャックだったが…。