「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ製作で贈るスペイン製サスペンス・ホラー。 徐々に視力を失うとともに何者かの影に怯え始めるヒロインを待ち受ける恐怖の行方を、多彩な要素を盛り込んだ巧みな語り口でサスペンスフルかつミステリアスに描き出す。 主演は「海を飛ぶ夢」「永遠のこどもたち」のベレン・ルエダ。 監督は長編2作目の新鋭、ギリェム・モラレス。 先天的な眼の病気で徐々に視力を失う運命にある女性、フリア。 ある日、すでに視力を完全に失い、角膜手術を終えたばかりの双子の姉サラが自殺したことを知らされショックを受ける。 しかし、その死に不審なものを感じたフリアは、独自にサラの周辺を調べ始めることに。 次第に明らかとなる驚きの事実。 その一方で、フリアの視力はどんどん失われていく。 やがてフリアは、自分が姉と同じ道を辿っていることを自覚し、恐怖を増幅させてしまうのだが…。