「エスター・カーン めざめの時」「キングス&クイーン」のアルノー・デプレシャン監督が、母の病気をきっかけに、疎遠になっていた子供たちがクリスマスに集い、愛憎の中で波乱含みのひとときを送る姿を描いた家族ドラマ。 主演はカトリーヌ・ドヌーヴ、共演にマチュー・アマルリック、メルヴィル・プポー、キアラ・マストロヤンニ、エマニュエル・ドゥヴォス。 フランス北部の街、ルーベ。 年を重ねてもなお仲むつまじいアベルとジュノンのヴュイヤール夫妻には、かつて4人の子供がいた。しかし長男のジョゼフは白血病を患い、家族の誰も適合しなかったことで骨髄移植ができずに、わずか7歳でこの世を去った。 それから長い年月が経ち、それぞれに独立した3人の子供たち。長女エリザベートは生真面目な劇作家。 一方の次男アンリは一家の問題児。 そして心優しい末っ子のイヴァン。 6年前、アンリと折り合いの悪かったエリザベートは、とうとう彼を家族から追放して絶縁状態となっていた。 そんなある日、母ジュノンはジョゼフと同じ白血病を宣告されてしまう。そこで、ジュノンを助けるため、すっかりバラバラだった家族は、クリスマスを前に久々の再会を果たすのだが…。