アメリカのジョン・キューザック、中国のコン・リー、チョウ・ユンファ、そして日本の渡辺謙、菊地凛子といったインターナショナルなスター俳優の豪華共演で贈る歴史サスペンス。 1941年の上海を舞台に、友人の死の真相を追うアメリカ人諜報員が、やがて危険な愛に踏み込み、複雑に絡まり合う巨大な陰謀に巻き込まれていくさまを描く。 監督は「すべてはその朝始まった」「1408号室」のミカエル・ハフストローム。 1941年、太平洋戦争開戦前夜の上海。 そこは、列強各国が互いに睨み合う複雑な均衡の上に築かれた妖しくも危険な“魔都”。米国諜報員のポール・ソームズは、親友でもある同僚コナーの死に直面する。 上官から彼が裏社会の大物、アンソニー・ランティンの動向を探っていたことを告げられ、新聞記者の身分を使ってコナーの死の謎を追うよう命じられる。 さっそくランティンに近づくソームズ。 やがて捜査線上には、ランティンの妻で謎めいた美女アンナ、日本軍情報部のトップを務める大佐タナカ、コナーの愛人で忽然と姿を消した女スミコら、事件のカギを握ると思われる男女が浮上してくる。 そんな中、アンナの秘密を知ったソームズは、次第に彼女の魅力に強く惹かれていくのだが…。