これが記念すべき商業映画監督デビューとなるベニチオ・デル・トロを含む世界各国の一流監督7人が、キューバの首都ハバナを舞台に、月曜から日曜日までの各1日を描いた豪華なオムニバス映画。 「ユマ/月曜日」(ベニチオ・デル・トロ監督)――映画学校に通う名目でハバナに降り立ったアメリカ人青年のテディ。 ドライバーの案内で路地裏の庶民の生活を覗き見るが言葉が通じず戸惑うばかり。 なかなか女の子を上手く誘えず、ようやく長身の女性を誘うことに成功するが…。 「ジャムセッション/火曜日」(パブロ・トラペロ監督)――ハバナ映画祭に招待された国際的映画監督エミール・クストリッツァ。 終始不機嫌に酔っぱらっている彼に、雇われたタクシー運転手も閉口気味。 やがて映画祭が終わり、仕事から解放された運転手が仲間のパーティへと向かうと、なぜかクストリッツァも一緒についてきてしまうのだが…。 そのほかフリオ・メデム監督「セシリアの誘惑/水曜日」、エリア・スレイマン監督「初心者の日記/木曜日」、ギャスパー・ノエ監督「儀式/金曜日」、フアン・カルロス・タビオ監督「甘くて苦い/土曜日」、ローラン・カンテ監督「泉/日曜日」の全7編を収録。