梶原一騎・ながやす巧による往年の大ヒット漫画を「クローズZERO」「ヤッターマン」の三池崇史監督、「悪人」の妻夫木聡、TV「Wの悲劇」の武井咲主演で実写映画化した痛快エンタテインメント・ムービー。 手の付けられない不良青年の主人公が繰り広げる喧嘩の日々と、そんな主人公に心奪われた世間知らずなお嬢様が捧げる一途な純愛の行方を、迫力のバイオレンス描写と懐かしの昭和歌謡をフィーチャーしたミュージカル・シーンを織り交ぜたパワフルにして大胆不敵な演出で描き出す。 1972年の新宿。ブルジョア家庭の令嬢・早乙女愛は、幼い頃に雪山で助けられた“白馬の騎士”太賀誠と運命の再会を果たす。 すっかり札付きの不良になっていた誠は上京早々、不良グループと乱闘を繰り広げ、少年院送りに。そこで愛は、彼を更正させようと両親に頼んで自分が通う名門青葉台学園に編入させる。 そんな愛の献身的な努力も誠にとっては単なるお節介でしかなく、すぐに問題を起こして退学となり、不良のたまり場、花園実業へと転入する。すると今度は、誠を追って愛も転校してしまう。 さらに愛への一方的な想いを貫くメガネ優等生・岩清水弘、誠に一目惚れのスケバン、ガムコ、誠と心を通わせていくミステリアスな女子高生・高原由紀らも加わり、愛と誠の運命はますます混沌としていくのだが…。