2002年に軍隊を動員してようやく制圧したというメキシコに実在した史上最悪の刑務所“エル・プエブリート”をモデルに、「アポカリプト」「復讐捜査線」のメル・ギブソン主演で贈る痛快クライム・アクション。 監督は「アポカリプト」で助監督を務めたエイドリアン・グランバーグ。 本作が記念すべき長編映画監督デビューとなる。 マフィアから大金を強奪した通称“ドライバー”。 国境を越えてメキシコへと逃亡を図るが、あえなく御用となってしまう。 そして送られた先は、無法地帯と化した悪名高き刑務所エル・プエブリート。 脱獄以外は何もかもが囚人たちの思い通りで、どこよりも危険で恐ろしい凶悪犯の巣窟だった。 その中で巧みに立ち回りつつ、盗んだ金を取り戻し、脱獄する機会を窺うドライバー。 彼はそこでキッドと呼ばれる少年と出会う。 キッドは、肝臓を患う刑務所内のボス、ハビの移植用ドナーとして、近い将来臓器を奪われる運命にあったのだが…。