「怪盗グルーの月泥棒」のスタッフが、世界的絵本作家ドクター・スースの環境保護をテーマにした名作を3Dアニメ化したファミリー・アトラクション・ムービー。 花も木もすべてが人工で出来た街を舞台に、憧れの女の子の夢を叶えようと、森を守る不思議な精霊ロラックスおじさんを呼び戻すべく大冒険を繰り広げる少年の活躍を、カラフルかつアトラクション感覚いっぱいの3D映像で描き出す。 監督は「怪盗グルーの月泥棒」のクリス・ルノー。 日本語吹替版では志村けんがロラックスおじさんの声を担当。 少年テッドの暮らす街は建物ばかりか花や木といった植物までもがすべて人工物で作られていた。 しかし人々は、強欲な実業家オヘアから新鮮な空気を買うことで、何不自由ない生活を送り、何ら不満や疑問も感じていなかった。 そんな中、テッドが心を寄せる女の子オードリーは、本物の木を見てみたいと願っていた。 彼女の夢を叶えてあげようと決意したテッドは、かつてこの街に緑が生い茂っていた時代を知る謎の老人ワンスラーのもとを訪ねる。 本物の木を探しているというテッドに興味を持ったワンスラーは、街から木がなくなってしまった経緯を語って聞かせることに。 それは若きワンスラーと森の木の代弁者ロラックスおじさんの悲しくも不思議な物語だった。