サッカーの世界的名門クラブであるイングランドの“マンチェスター・ユナイテッド”を襲った有名な“ミュンヘンの悲劇”と、クラブ閉鎖の危機から奇跡の復活を遂げる熱き男たちの真実の物語を描く感動のドラマ。 出演はデヴィッド・テナント、ジャック・オコンネル、ダグレイ・スコット。 監督は「ドクター・フー」の演出など英国TVを中心に活躍し、これが映画デビューとなるジェームズ・ストロング。 1956年。 マット・バスビー監督率いるマンチェスター・ユナイテッドに入団して3年目の若きボビー・チャールトン。 彼はいまだ出場機会に恵まれず、コーチのジミー・マーフィーが命じる練習メニューを必死にこなす日々。 やがて、ようやく巡ってきたスタメンのチャンスでしっかりと結果を出し、みごとレギュラーを勝ち取ったボビーは、1956-57と57-58シーズンのFAリーグ2連覇に貢献する。 そして1958年2月6日、前日チャンピオンズカップ準々決勝を敵地ユーゴスラビアで戦ったマンUは、8日のリーグ戦に間に合わせるためチャーター機でとんぼ返りする強行日程を強いられていた。 しかし、給油のため立ち寄った西ドイツ・ミュンヘンの空港で離陸に失敗、乗員乗客44名のうちチームの主力選手8名、クラブ関係者3名を含む23名が犠牲となる大惨事に見舞われる。 もはやチームの存続は絶望的と思われたが、重傷を負った監督の代理で指揮を執るジミーを中心に、再生へ向けた執念のチーム作りが始まる。