「あるいは裏切りという名の犬」のオリヴィエ・マルシャル監督が、フランスに実在した伝説のギャング、エドモン・ヴィダルの自叙伝を基に、彼の激動の半生とギャング同士の熱き友情を、フィクションを織り交ぜ骨太に描き出した犯罪ドラマ。 主演は「この愛のために撃て」のジェラール・ランヴァン、共演に「ニキータ」「ドーベルマン」のチェッキー・カリョ。 フランス犯罪史にその名を刻むギャング、エドモン・ヴィダル(通称モモン)。 しかしとうの昔に足を洗った彼は、還暦を迎えた今、犯罪とは無縁の穏やかな日々を送っていた。 そんなある日、かつて数々の犯罪を一緒に行ってきた幼なじみの親友セルジュが、13年の逃亡の末に捕まったことを知る。 最初は愛する家族のために傍観を決め込むモモンだったが、セルジュとの友情を断ち切ることが出来ず、彼を奪還するための計画に手を貸してしまう。