軍事政権が続くビルマ(現ミャンマー)で民主化運動を牽引し、1991年にはノーベル平和賞を受賞する一方、国内では通算15年という長きにわたって自宅軟禁を強いられ、それでもなお民主化の旗を降ろさなかった不屈の女性アウンサンスーチー氏の激動の半生を映画化した伝記ドラマ。 主演は「グリーン・デスティニー」「レイン・オブ・アサシン」のミシェル・ヨー。 監督は「アーサーとミニモイの不思議な国」「アデル/ファラオと復活の秘薬」のリュック・ベッソン。 ビルマの独立運動に尽力し、民衆から慕われながらも政敵の凶弾に倒れたアウンサン将軍を父に持つアウンサンスーチー。 英国のオックスフォード大学で学んだ彼女は、やがてチベット研究者のマイケル・アリスと結婚、2児の母となる。 その後、心臓発作で倒れた母の看病のためビルマへと帰国したスーチーは、民主化を求める人々から熱狂的に迎えられ、彼女を中心に民主化運動がかつてない盛り上がりを見せる。 これに危機感を抱いた軍事独裁政権は、次第にスーチーへの圧力を強めていくが…。