『ぼくんち』『毎日かあさん』の人気漫画家・西原理恵子の自伝的漫画を深津絵里主演で実写映画化した感動ストーリー。 スランプ中の女流漫画家が、その原点である少女時代の2人の友だちとの思い出に立ち返り前向きな活力を取り戻していく姿を、厳しい現実を赤裸々に描きつつも瑞々しく色彩鮮やかなタッチでノスタルジックに綴る。 監督は「問題のない私たち」「子猫の涙」の森岡利行。 スランプから抜け出せない日々が続く36歳の漫画家・高原菜都美。 まるで筆が進まずやる気も見られない菜都美に愛想を尽かした新米編集者の財前は“先生、友だちいないでしょう?”とキツイ一言。それがきっかけで、菜都美はかつて“女の子”だった頃の2人の友だちとのかけがえのない日々を思い出す――。 海と山の見える小さな町に引っ越してきた小学生のなつみは、同い年の女の子きいちゃんとみさちゃんに出会う。すぐに友だちになった3人は、以来どこへ行くにもいつも一緒。家が貧乏ゆえに、それぞれに大きな問題を抱えていた3人だったが、その絆は高校生になっても変わることはなかった。 しかし、そんな3人にも別れの時は静かに迫っていた。