直木賞作家・井上荒野の同名小説を「世界の中心で、愛をさけぶ」「今度は愛妻家」の行定勲監督が映画化した官能ドラマ。 艶という謎めいた奔放な女性に関わった男たちとそれを取り巻く女たちが織り成す様々な愛の形を官能的に綴る。 出演は、阿部寛、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶ。 艶という女と駆け落ちまでして大島に流れ着いた松生春二だったが、愛に飢えた艶の不貞に翻弄され続けることに。 そんな艶が病気となり、危篤となる。激しく動揺する春二は、艶の過去の男たちに艶が死の床にあることを知らせようと思い立つ。 こうして、艶の処女を奪った従兄の小説家、艶の元夫、あるいは不倫相手といった男たちのもとに届いた艶危篤の報せは、やがて男たちを取り巻く女たちに思わぬ波紋を広げていくことになるのだった。