ハリウッドでマルチに活躍する才人フランク・オズ監督が英国を舞台に撮り上げたブラック・コメディ。 亡くなった故人を悼む厳粛なお葬式の場で、集まった親戚一同それぞれの思惑と誤算が複雑に絡み合い、期せずして大混乱へと発展していくドタバタぶりがコミカルかつシニカルに綴られてゆく。 主演は「プライドと偏見」のマシュー・マクファディン。 父親の葬儀の朝、喪主を務めるハウエルズ家の長男ダニエルは大きなストレスに苛まれていた。 引っ越しを巡る妻との諍いに加え、自分とは対照的に小説家として成功している弟ロバートを迎えなければならないからだった。 一方、ダニエルの従妹マーサは婚約者のサイモンをどうやって父親に紹介するかで頭がいっぱい。そのサイモンはマーサの弟トロイが持っていたドラッグを安定剤と間違えて服用してしまい次第に錯乱状態に。そんな自分勝手な参列者が次々と集まってくる中、見覚えのない男性がダニエルの前に現われ、突然衝撃の告白を始めるのだったが…。